女性泌尿器科なら、堺市のもりもと泌尿器科へ
HOME>小 児 泌 尿 器 科

停留睾丸

停留睾丸とは
笑顔の赤ちゃん

睾丸は、胎児のころにおなかの中で作られ、出産間近に、腹膜鞘状突起という通り道を通って、陰嚢の中におりてきます。
ところが、出生後もなんらかの事情で睾丸が完全におりてこず、途中で止まってしまうことがあります。この状態を停留睾丸といいます。停留睾丸は片方だけの場合もありますが、ときには両方の睾丸がおりてこない場合もあります。

症状

陰のうの中に片側あるいは両側の睾丸を触れず、陰のうが正常よりも縮んでいます。
睾丸はそけい部(股の部分)に触れる場合や、おなかの中にあって全く触れない場合があります。

治療
手術

下降する見込みがないと思われる場合には、精巣固定術を行います。この場合、手術の時期が問題です。以前は小学校入学までに手術をすればよいとされていましたが、近年の報告ではなるべく早期に、すなわち1才までに下降がなければ、手術にて精巣固定術(陰嚢内本来の場所で固定する方法)を行った方がその後の精巣の発育がよいとされています。睾丸の発育が障害されると、ホルモン産生に対する影響よりも精子形成の障害がもっと問題になります。つまり、男性ホルモンは正常に出るが、それに反して精子が少なく、不妊症になるかもしれないということです。
手術では精巣だけでなくそれに付属する精管や、精巣動脈・静脈が短くて陰嚢内にまで届かず、一度には手術が成功しないこともあります。
しかし、中には停留睾丸となってしまう場合もあり注意が必要です。移動性精巣は、経過を観察します。

こんな状態は大丈夫ですか?

夜尿症(おねしょ)

夜尿症はお母様やお父様にとっても、気になる症状です。多くの場合は、成長と共に膀胱(ぼうこう)の働きは完成して、夜尿はなくなります。まれに心配な病気がかくれていることがあります。気になったら、一度は専門医にご相談ください。

包茎(おちんちんの皮膚がおかしい)

おちんちんほど、いろいろな形があるものはないかもしれません。包茎といわれる形には、当たり前の形から、形成手術を必要とするものまでまちまちです。気になったら、小児泌尿器の専門医にご相談ください。

おちんちんの皮の形状がおかしい

ご病気は、実際に目で見て診察して初めて診断できるものなのでお電話で診断と治療に関するご質問にはお答えできない場合があります。来院に関するご相談お問い合わせはいつでもご連絡ください。

問い合わせ